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魔法のリストボード②

「魔法のリストボード」を装着させたところです。

 

このようにして親指の干渉を避けて、手首が下がらないようにします。

 

そして、親指以外の指は、ボードの山のところにある指の根本からまっすぐ下に下すように動かします。

 

 使いはじめの頃は、親指を使わないようにゴムバンドでおさえているにもかかわらず、力が入ってしまい、手首を下げて鍵盤を押そうとしてしまいます。

 

そうなってしまうと、「大きな音じゃなくていいから、指だけ動かして!」と声をかけています。

 

最初のうちは、指を一本ずつ動かすことは難しいのですが、何度も使っている間に、どこの筋肉を使って動かすのかがわかってきます。

 

そうすると、脱力と同時に、動かすときにどこを意識して動かせばいいのかわかります。

 

 そもそも、脱力ができていないと、指を一本ずつ独立して動かすことは難しいのですが、「魔法のリストボード」を装着することによって指だけを動かす「方法」や「感覚」を「知る」ことができます。

 

あとは、この「感覚」を指に覚え込ませることです。

 

「感覚」というのは、指導がとても難しいのですが、「魔法のリストボード」は、「感覚」を「実感」に変えてくれます。

 

まずは、この「感覚」を知って、ピアノの練習をすることが大切です。