ピアノを弾く時に、大切なことは、「脱力」です。
一番大切な事と言っていいと思います☝️
「脱力」とは、ピアノを弾くための力を適切に使うこと。
いや〜、書くのは簡単ですが、これが超難しい!!!😓
では、なぜそんなに難しいことをしなくてはならないのか・・・?
それは、身体を楽にして、いい音を出すためです。
スポーツなどでもパフォーマンスの向上や怪我をなくすためには、余分な力を抜くことが大切だと言われていますよね。
ピアノでも同じです。
よく、生徒さんの腕を後ろから持ち上げて、私の手に腕の重みを乗せてほしいと伝えて、不意に手の支えを離すということをします。
すると、空中にそのまま腕が残った状態になる生徒さんが多いです。
重力のことを考えると、腕は自然と下に落ちるはずなのですが、余分な力が入っていると落ちてこないんですよね😓💦
でも、これを何度か繰り返すうちに、腕の脱力がどういうものかわかってくるようです。
その後、ピアノの蓋を開けた状態で、蓋のふちから腕を落としてもらいます。
鍵盤の上に腕が落ちた時に出る音は、不協和音ではあるのですが、とても響く音が出ます。
「これが脱力した良い音だよ」と伝える前から、この音が「良い音」だとわかってくれるようで、和田なおみピアノ教室の生徒さんたちは、「ピアノの蓋からのダイブ」が大好きです😊
人は、いろいろな要因で、身体に余分な力が入ってしまいます。
常に、自然に力の抜けた状態を作ることは、とても難しいことです。
なので、まずは脱力の状態とはどういうものかを「知る」ことが大事です。
「脱力の状態」は、数字で測れるものではなく、感覚で感じ取るものです。
これが「楽な演奏」につながり、「楽しい」にもつながっていきます。
余分な力が入ってしまうと、思うように身体を動かすことができず、辛く、怪我につながったりしてしまいます。
まずは、「余分な力が入っている状態」と「脱力できている状態」を判断できて、どうやったら脱力できるかを「知る」ことが大切です。
レッスンでは、そのことを指導しています。