理解したり、記憶したりする方法

先日の弾き合い会でのミスがずっと心に引っかかっていて、ネットで色々検索していたところ、「認知特性」というワードが出てきたので、ちょっと調べてみました。

 

それは、本田真美著「『頭のよさ』テスト」という本に書かれている、人が情報を理解したり、記憶したり、表現したりする方法だそうです。

大きく分けて3つあり、①視覚優位者、②言語優位者、③聴覚優位者です。

 

私はピアノ講師という職業柄、というか疑いもせず、聴覚優位者だと思っていたのですが、本に書かれているテストをしたところ、言語優位者であることがわかりました。

実際、ピアノを弾くときには聴覚を頼りに弾いていることが多く、緊張するとなんだか地に足が着いていないようなフワフワした感じになり、頭の中が真っ白になったりしていました。

 

言語優位者も二つのタイプがあり、私は「文字や文章を映像化してから思考するタイプ」で、

まさに私は普段この思考で生活しているなと腑に落ちました。

 

そこで、ピアノ演奏でも試してみることにしました。

今弾いている曲を頭の中で映像化して弾いてみると、これがとっても楽しくって!

「なんで今までやらなかったんだろう」もう少し早くこの本に出会いたかったと思いましたが、「今日が一番若い日!」

これからこの特性を生かして人生を楽しみたいと思います!

 

まずは、生徒さんのレッスンに活用したいと思い、生徒さんたちにもこのテストで自分のタイプを知ってもらい、伝えています。

これがとても効果があり、それぞれの特性に合ったアプローチでレッスンをすると、理解しやすいようです。

みんな同じことを言われても、理解したり、記憶したりする方法は違うということなんですよね。

 

先日の演奏は、あまりにひどくて落ち込みましたが、そのおかげでこの「認知特性」のことを知ることができたのなら、あれはとてもいい経験だったんだな。

 

と思うことにします・・・